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日暮手傳舎
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製作中の様子や日々の事など、ふとした事をお伝えします。

(写真をクリックすると記事にとびます。)

【鴨川湯・気付かれない床】 長らく 【鴨川湯・気付かれない床】

長らく床下で縁の下の力持ちな床組工事をしておりましたが、ようやく床がふさがりました。新しく作った玄関周りの古材床もお目見え。

しかし現場では TDさんが「誰も反応が無いんだよね、、、」と寂しそう。
皆さん「あれ?こんなところに小上がりあったっけ?」と呟きながら土足で上がる人が続出!(気を遣っていないわけではなく新しい合板の上では靴を脱いでくださる、笑)
仕上がったけど、、、馴染みすぎて前からあったものだと思われているみたい、、、!

新しい上り口になる場所に再利用したのは、おそらく建築当初?に使われていた松の框と松の床板。

新しい番台スペースの床には2代目の昭和の改修で貼られたラワンの床板。同じ年代のラワンの框を上がって、くつろぎスペースの床にはこれから3代目の新しい床板を貼ります。

新・鴨川湯にお越しの際は、1代目、2代目、3代目の歴代鴨川湯床が同じ空間で見られる、フロントスペースにもぜひご注目ください〜!

#鴨川湯
#古材の床
#最後に油拭きするよ
【鴨川湯・古材で床貼り】 新たな番 【鴨川湯・古材で床貼り】

新たな番台スペースを作っています。イメージは映画館の窓口のような、クリーニング屋さんのカウンターのような、、、。

床には一度解体したところの古いラワン材を再利用。 昔は小学校や事務所の床によく貼ってあった味わいのある丈夫な床材ですが、いまや希少な材になりました。

浴室では今日も店長さん達が粉だらけになりながらメンテナンス作業の真っ最中。お疲れさまです!

#鴨川湯
#古材床板
#ビンテージラワン
【鴨川湯・昼間の風呂】 ときおり覗 【鴨川湯・昼間の風呂】

ときおり覗いてくださる、近所の鴨川湯常連さんとの銭湯談義が楽しみになっています。

サウナの温度、営業時間、電気風呂、湯の質、各々にこだわりがあって、「せやからここがええねん」と語ってくださるのがおもしろくって、ありがたくって。

「昼の2時からがええんや。なんなら1時でもええくらいや。ほかの風呂は3時からが多いからな。昼に入れたら、また午後の用事ができるやろ」

「ここが無くなったし、家にお風呂つくったんやけど、湯が違うからブツブツできるねん。やっぱりここのお湯でないとあかんわ」

「ここはサウナの温度が熱いのがええねん。でも水風呂は大きくしてほしいわ。電気風呂やめて水風呂にしたらどうや?」※電気風呂ファンもいます!

「バス乗って隣風呂行ってるけど、やっぱり家から歩いて来れるとこでないとな」

「もうあかんと思ったけど、よう復活してくれたな!楽しみにしてんで!」

#鴨川湯
#ご近所さん
#建築に対するご意見はあまり無いのがおもしろい
#暮らしの中に銭湯を
#日常のなかの風呂
【鴨川湯・床組中】 広い玄関土間か 【鴨川湯・床組中】

広い玄関土間から、そのまま脱衣場に上がり、番台が男女の境にある昔ながらのつくりだった鴨川湯。

それはそれでたまらない解放感なのですが、解放感がありすぎて最近の若者や女性は入りにくく、湯上がり後も入口まで男女別々なので、夫婦や家族連れは待ち合わせがしにくくなっておりました。

そこで今回のリニューアルではフロントスペースやくつろぎスペースを作って、老若男女が安心してゆったり過ごせるように計画しています。

間取り変更の為床を解体すると、出てきた古いラワンの6mの框が2本。奥からさらに古い松の框も現れました。立派な框、鴨川湯の歴史を受け継いで、新たな玄関スペースに再利用します!

#鴨川湯
お庭の片隅に、本のための小屋ができました。
「本の収納場所」と「隣家の室外機隠し」からはじまった小屋づくり。作業中はTDさんが隙間に入っての作業に、悪天候にと苦労もありましたが、使う材料から納まりにもこだわらせて頂いて、楽しく作らせて頂きました。
住まい手さんの雰囲気から、北欧風待合、北欧風数寄屋みたいなイメージをしています。

仕上げは@aonosumika.llc の兼本君に、植栽を追加してもらいました。小屋の手前に植栽が追加されたことで、奥行や広がりを感じるようになり、緑が入るとこんなにも空間が変わるのかと、住まい手さん共々びっくりでした。

床の間に生け花だけでも空間を変える力があると思っていましたが、つくづく庭や植栽って建築なんだな~と。

まるで市中の山居のように、木々に包まれたように感じながら、小屋に腰かけたり、寝転んだり、本と共に過ごしていただけると嬉しいです。

#小屋作りはたのし
#市中の山居
#緑の空間
今年も田んぼの準備がはじまりました!

久多はひんやりしていて季節がひとつ前なのでまだ桜が綺麗です

大人達は水路掃除

娘は籾殻の山に生えたワラビやつくし、ヨモギをとるのに夢中

帰宅後息子がはかま取りをしてくれて、TDさんがつくしづくしの夕飯にしてくれました

#水路掃除
#春はおいし
#天ぷらと出汁巻き
あっという間に新緑の季節ですね〜 あっという間に新緑の季節ですね〜

4月から岩倉の作業場では、、、
TDさんが刻み仕事をしておりました。
お庭の片隅に本のための小屋をこしらえる準備です。

今週から現場で組み立て始めました。
丸太の柱がお庭と馴染んで良い感じ。
先に組み立てて外壁を仕上げてから
定位置までふたりで小屋を持ち上げて移動させました💦
無事納まって一安心。

前回 @aonosumika.llc 兼本君に移植してもらった紅葉も元気に新葉を出していて、心地よい木陰を作ってくれていました。

#小屋作りは楽し
4月から、新しい改修現場が始まっています。
京都市内某所のお風呂屋さんです♨️

前半の構造工事は堀工務店の堀さんに入っていただいています。大事な柱がことごとく根元が痛んでおり、ひとつひとつ根継ぎして頂いています。この業種の建物はどこも同じような作りなのかと思いきや、色々あって面白い、いや難しい、、、。

工事中も近所の方から「いつからやらはるん?!待ってるで!」とお声かけ頂いておりまして、先日などは「オープンは14時からでお願いな!14時な!」とめっちゃ14時推しのマダムが来られたので、しっかりオーナーさんにお伝えしておきました🙏

皆さんに愛されているここの良さを受け継ぎつつのリニューアルができるようがんばります!
【障子と簾戸の建具直し】 先日は島 【障子と簾戸の建具直し】

先日は島原のギャラリーのざわさん に伺いました。
解体されてしまうおうちから譲り受けた建具をはめたいのだけれど、どうも高さが合わないので直してはめてほしいとの事。

綺麗な縦長の桟の障子と、夏用の涼しげな簀戸。
どちらも少しデザインが洒落ていて、素敵です。
建物の傾きで建具をはめるのに少し苦戦しましたが、2種類の建具を無事入れる事が出来ました。

野澤邸は大正15年築の町家。
数年前に2階を宿に改修されてからは初めてお邪魔したのですが、客室のふすまに滋賀の版画造形作家の野田拓真さん @noda_print の唐紙が使用されていました。

野田さんの爽やかな碧色の市松の図案のふすまと、100年前のデザインとは思えない、シンプルでモダンな宝尽くしの欄間。時代は違うのに、どちらも上品さと軽やかさがあって特別な空間になっていました~。
ちょうどお庭の新緑も気持ちよく。

オーナーの野澤さんは別冊太陽「京の町家に暮らす」などの編集者さん。共有スペースには建築、町家、庭、手仕事職人系の本がぎっしり揃っていて、一日中ここで読書するために滞在したい!と思うほど。
今は無くなってしまったけれどかつて京都にあった懐かしい町家の思い出話などで盛り上がりました☺️

#ギャラリーのざわ
#京都嶋原
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