北区の農家型町家の、傷んだ室内~外壁のお手入れ工事に入らせていただいていました。長梅雨に引っ張られてしまいましたが、お盆前になんとか作業を終えることができました。漆喰の塗り替え、焼杉板の張替えなど、若い借主さんながら、このおうちに惚れこんで、後世に恥ずかしくない材料で直したいとの思いを持っておられるので、なるべく負担がかからぬよう、京都市の補助なとを活用させてもらいました。
明治築の農家型町家、そこかしこに時が止まったような、はっとする空間が残っています。たとえ移築しても、この空間は再現できないよなぁと、時の重なりが作った美しさに、しばし暑さを忘れて見惚れてしまいました。ここで育つ赤子はきっと目や肌で様々なものに触れ感じていくんだろうなぁ。