【タモ+丸太足のダイニングテーブル】

お部屋の工事をさせて頂いたお施主さんからのご依頼で、ダイニングテーブルを制作しました。
 
 ご希望は「皮(耳)を残した天板+丸太の足」。
お部屋の方は北欧風の内装イメージだったので、それに合わせて天板の材種はタモを選びました。ちょうど幅広のさわやかな木目の材料が見つかり、一安心。
 さて、丸太の足…丸太と言えばログハウスのような太くてドンとしたイメージがありますが、あれこれ足の形を検討した結果、四つ足のすっきりしたデザインにするため、杉の小丸太を使いました。ポイントは足と足のつなぎも小丸太にしているところ。(当初は欅の角型でも検討してみたのですが、いまいちしっくりこず)結果、膝あたりもやさしくなり、すっきりしたデザインになったと思います。仕上げに蜜蝋をかけて、無事納めさせていただきました。
 
 丸太+丸太の接合部は日本の数寄屋で良く見られる納め方ですが、現代数寄屋は北欧家具と良く似合うので、家具の中で北欧風の天板と、数寄屋風の小丸太の足の取り合わせも良いんじゃないかと思っています。

project name:銀閣寺K邸(住宅)

case:ダイニングテーブル

size : w1200×d735×h700

etcタモ(天板)、杉小丸太(足)